Amazonお坊さん便が伸びる理由
金曜日はクローズアップ現代がありません
しかし、関東のNHKでは特報首都圏という関東のクローズアップ現代とも言える番組があります(当然、関東限定)
その番組でAmazonのお坊さん便の事が放映されてました
私は誰も家族がいないので、お坊さんにも縁はないのですが、
興味深く見てしまいました
批判もあるようですが、かなり好調なようです
やはり注目点は金額でしょう
基本の35,000円~戒名付きで2箇所移動付き65,000円まであります
寺との繋がりがない人にも使いやすいということと、
やはり明朗会計であることが一番だと思います
しかも、お坊さんからも登録したいと問い合わせが多くあるそうですw
番組で、お寺の檀家が減って経営自体が成り立たないと言ってましたが、
正直、当然だと思います
まずお布施
これは仏教会もサービスによる対価では無いと言ってました
しかし、この金額は相手の懐次第という側面が多く、
悪く言えば、足元を見てきます
だいたい普通の人の葬式で数十万円~といったところです
法事とかになると数万円~という感じです
いくら気持ちだと言っても、実際には相場が存在します
仏教会が、慈悲の気持ちで金額なんかいくらでもいいと言っても、
実際はそんなことあり得ません
元々、熱しやすく冷めやすい民族であると言われる日本人で
この制度が続いてこれたのは、地域の近所同士の監視体質と世間体のお陰の面もあるでしょう
しかし、核家族化でそういう不便な制度になじまない人が多くいます
人との繋がりが希薄になり世間体なんか関係がない人が続々と出てくる現代
それでも、人並み程度のことはしたい
そこで現れたサービスがお坊さん便だったのでしょう
確かに、お坊さんを頼むのは相手を供養する気持ちが一番重要です
金額云々を言うのはそぐわないというのも分かります
でも、だからと言って高額な金を平気て要求するお寺側にも問題はあります
今や、お寺の檀家制度は昔のよく壊れる外車を維持してるようなもんです
毎年の維持費が高い上、お寺の補修やらなんやらも全てお布施という形で収めなければなりません
そんな事をもう続けられない、他にも経済状況が悪くなったということもあり、
檀家(古い外車)をヤメることになった人もいるでしょう
私のように、煩わしいと考える人も居ると思います
どのみち制度崩壊は時間の問題だったのです
これから、廃寺がたくさん出てくるでしょうね
よく考えなくても需要がなければ減るのは当たり前ですね