もはや、金融機関であっても簡単に信用してはいけない
以前取り上げたレセプト債
販売してた金融機関も破綻に追い込まれました
いずれどこかが飛ぶとは思ってたので別に驚いてはいませんが、
問題は別のところにあります
今回、証券会社の破綻を招いたレセプト債
ちょっと前に詐欺で摘発されたMRIインターナショナルと基本的には同じです
診療報酬請求権を割り引いた金額で買い取り、
支払期日が来て現金化できたら利益が発生
その利益を源泉に投資家へ配当するというものです
要は手形の割引と一緒です
しかしこのニュースを見る限り、
どうやら販売当初からチャリンカーだったようで、
やってたことまでMRIインターナショナルと同じというオチw
確定するまでは詐欺目的かどうかは断定できませんが、
実質は間違いないでしょう
当然カネは帰ってきません
さて本題ですが、そのレセプト債を販売をしていた証券会社は
キチンと認可を受けた証券会社です(一応)
そんな証券会社でも、こんな怪しいモノを販売してるのです
私たちにできることは金融機関だからと安易に信用せず、
よく精査することが必要です
とは言っても、(良いか悪いか別にして)普段からカネのことばかり考えてる我々のような人間には出来たとしても、
老人や普段カネのことなんか考えない人には厳しいのかもしれません
それに、手形割引のような形態は昔からあるので、
つい信用して投資してしまった人もいるでしょうし、
一応証券会社が販売してるからと、安心して投資してしまった人も多いでしょう
少しでも利息を得たいとう気持ちはよく分かりますし、自分もそうです
いつか、判断力が衰えたら自分が被害者になる可能性があります
こういう事が起こらないような社会になれば一番いいのですが、
残念ながら、これからも同じことが繰り返し起こると思います
詐欺に遭って泣いている人を見たくないので、何回でも書きます